横浜市との円卓会議 子ども・子育て編

7月30日の横浜ユニット連絡会と横浜市の円卓会議では、子ども・子育て支援についても意見交換が行われました。

横浜市では独自の補助策をもって進めている「小規模保育」事業、その実施状況や課題、評価を点検しました。
一方で、横浜市は、横浜保育室を認可保育所に移行してもらうための後押しをしていますが、そこで同じ0〜2歳を対象とする小規模保育事業よりも定員が多い乳児認可保育所という認可保育所が受け皿のひとつとして設定されています。小規模保育事業に対しては3歳以上の児童の受け皿確保のために、連携する保育所や幼稚園に市が独自の助成を行っていますが、この乳児認可保育所には連携の助成はありません。こういった課題も円卓会議では確認されました。

私たちが訴えてきた一時預かり事業については、1区に3箇所までという縛りが撤廃される。という嬉しいニュースもありました。しかし、いまだ1キロ圏内には2箇所以上設置することはできず、ニーズが集中するエリアがある現状にはまだまだ課題があります。
様々な働き方暮らし方が増え、保育所のニーズも就業支援の枠にはに留まらなくなってきている昨今、この一時預かり事業の重要性は益々高まっています。

学齢期の放課後施策では、横浜市は2019年度までに全校のはまっ子ふれあいスクを放課後キッズクラブに移行するとしています。利用者数から見ても全校での実施には疑問も残るところですが、更に障害児の受け入れ体制や放課後児童クラブとの格差など、課題も少なくありません。
更に、放課後等児童デイサービスについて、特別支援教育支援員制度についても意見交換を行いました。
横浜ユニット連絡会では、今回の円卓会議をふまえ、秋には市民政策提案書をまとめる予定です。