不安な政治にNOと言う力を!〜大河原まさこさんと語ろう〜

第一部は渡部允さんのお話

11月1日神奈川ネット青葉の皆さんと『大河原まさこさんと語ろう』を開催しました。
第一部では、神奈川新聞元論説副主幹の渡部允さんに「オール沖縄と辺野古の闘い」ということで、沖縄の基地問題について、お話をいただきました。
このところ大きく揺れ動く辺野古の基地移設問題ですが、私たちの暮らす神奈川県も第2の基地県ということで、先月は、神奈川ネットでは神奈川の基地を巡るピースリングツアーも開催したところです。このタイミングで、今回のお話を聞けたことも大きな意義を感じました。
沖縄では、なぜ「オール沖縄」が成しえたのか。
琉球の時代からの培われたアイデンティティーがその根底にあると渡部さんは言います。
その確固としたアイデンティティーがあってこそ、「イデオロギーよりアイデンティティー」というスローガンの元に力の結集が叶い、翁長知事を誕生させ、経済界の後押しも含めた県民の強い意思を受けて、知事は断固とした態度を示すことができるのだとのお話をいただきました。
この1日から、沖縄以外の土砂を沖縄の埋め立てに使う場合は、調査を行えるという土砂規制条例が施行されました。罰則はなく、法的に大きな拘束力はないかもしれませんが、県が一体となって反対の意思表示がされたということでは、大きな意味があります。
また、沖縄と中国の関係。尖閣諸島を抱える沖縄ですが、中国とは親密な関係性が長く続いていて、中国脅威論というのはあまりないのだというお話には、沖縄の琉球から続く歴史の深さを感じました。

参議院議員選挙にチャレンジをする大河原まさこさん

第二部は、前参議院議員の大河原まさこさんにお話をいただき、その後参加者と意見交換を行いました。参議院議員とその後の活動から、八ッ場ダム建設問題やTPPの課題、エネルギー、食の安全、子育て・介護等を提案し実践されてきたことをうかがいました。それから大河原まさこさんがチャレンジをする参議院議員選挙の案外知られていない制度について。
参議院選挙では、私たちは一人2票を持つ訳ですが、1票は選挙区へ。もう1票は比例区へとなります。選挙区はともかく、比例区では、政党へ投票をするという感覚であまり候補者の顔が見えないものと思われがちですが、比例区でも個人名で投票ができます。そして、衆議院選挙と違い、名簿の順位ではなく、個人票の多い順に当選が決まります。やはり比例区でも顔の見える方に投票したいものです。
大河原さんは、命をしっかり守るために何が大切なのか。しがらみのない女性たちが積み上げてきた活動を国政まで繋いでゆきたいという言葉が印象的でした。
神奈川ネットワーク運動では、大河原まさこさんの推薦を決定しています。
安保法案、改正労働者派遣法など強行採決をされる、現在の不安な政治にNOと言う力を、参議院選挙に向けて大きくしてゆかなければ。と決意を新たにしました。