療育と教育の連携・・・その現状を考える

2015年11月26日 14時55分 | カテゴリー: 子育て, 教育, 活動報告, 高齢者、障がい児・者福祉

ありんこの会(横浜市立小学校・中学校の情緒障害通級指導教室に在籍する子どもの保護者の会)のみなさんと横浜市こども青少年局と意見交換を行いました。
これまでもありんこの会の皆さんとは、市、県の教育委員会と定期的に意見交換を行ってきました。
横浜市は「子ども・子育て支援事業計画」の中で、療育と教育の連携をうたっています。学齢期の障害児支援も、子ども子育て支援新制度の中で大きく包括されていることから、今回は、こども青少年局にフォーカスして、教育委員会にも同席を頂いて意見交換を行いました。

子ども・子育て支援事業計画では、
 1 地域療育センターを中心とした支援を充実します。
 2 療育と教育の連携による切れ目のない支援を進めます。
 3 学齢障害児に対する支援を充実します。
 4 障害児施設の整備と在宅支援機能の強化を進めます。
 5 市民の障害への理解を促進するための取組を進めます。
とあります。

計画としてはとてもきれいにまとまっていますが、現実はどうなのでしょうか?
ありんこの会の皆さんからは、施作には、理想的なことが沢山うたわれているが、現場(学校)では理解が進んでいない。という現状が挙げられました。
療育と教育の連携が大きくうたわれていながら、現実は、療育センターと学校の関係性は、学校側の要請が前提ということで、そこに当事者の希望が反映されているのか、疑問を感じます。
また、療育センターから小学校へ上がる子と、小学校で判定が出る子とでは、保護者にとって情報の量が大きく違う。それを埋める方法がないのが現状ということで、医療との連携に基づく支援の必要性を訴えていらっしゃいました。

教育委員会が目指す授業は、ユニバーサルデザイン(障がいがあってもなくても理解ができる)授業。ということでしたが、そこに至る道のりは、まだまだ長そうです。
まずは、本当の療育と教育の連携を、現場にしっかりと繋ぐ。そこから取り組んでゆくよう求めてゆきます。

 

情緒障害通級指導教室 とは、小・中学校の通常の学級に在籍している、言語障害、情緒障害、弱視、難聴や学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)等の発達に特性を持つ 児童生徒に対し、主として通常の学級で指導を行いながら、個々の課題に応じた特別の指導「自立活動」及び「各教科の補充指導」を行う場です。現在は、横浜 市小学校11校、中学校4校で実施されています。