子ども・若者の居場所って?〜NPO法人遊悠学舎の活動に学ぶ

穏やかな語り口調の明石さんーお話に引き込まれます。

穏やかな語り口調の明石さんーお話に引き込まれます。


3月7日、神奈川ネットの学習会
「子ども・若者の居場所って?〜NPO法人遊悠学舎の活動に学ぶ」にて、逗子市で若者の居場所「遊悠学舎」を営み、インクルージョンネットかながわ理事の明石紀久夫さんのお話を伺いました。
深い2時間でしたが、帰宅して、子どもの顔を見ながらもう一度お話を思い返しています。

『時間=いのち』
それを切り売りしたり(労働)、閉じ込めたり(学校)している世の中から、こどもの達に時間を返してあげなければならない。
だから、遊悠学舎では、何もしないんだ。と。
存在そのものを受け入れる時間がとても大切なことに気づかされました。
世話をしたがる大人は、子どもが求める前に差し出してしまう。それでは子どもは自分を生きられないんだ。
といった自分の子育てを顧みて耳が痛い部分も…。
「支援=おせっかいすること」
だと思っていた私は、おせっかいを否定され、しばし混乱。
明石さんは、自分で手に入れなければならない物を与えてはならない。と。
「待つ」ということの尊さを知りました。
子どもたちの置かれている世界の窮屈さを思い、かつて子どもだった頃に返り、学校という世界の独特な空気とそこに感じた違和感を私自身がずーっと抱えていることにも気付きました。
時間に追われる。というのは、もったいない生き方だと思うけれど、もうしばらくは、続いてしまいます。本当に私はまだまだ未熟だと。
明石さんの最後のことば。
「これからも揺れながら生きていきたい」
私も…