未来への架け橋 〜朝鮮学校訪問ツアー〜

2018年7月4日 16時47分 | カテゴリー: 教育, 活動報告

3日は、灼熱太陽のもと、朝鮮学校訪問ツアーでした。
朝鮮学校訪問ツアーは、神奈川の朝鮮学校と多文化共生を考えるネットワーク「ビビンバネット」主催で、毎年開催されています。
今年は、横浜朝鮮初級学校を訪問。授業参観や、子ども達による歓迎公演、6年生との懇談など盛りだくさんの内容でした。

横浜朝鮮初級学校は、72年の歴史を誇る学校ですが、古い鉄筋の校舎の老朽化は免れません。しかし、県からの補助金は、2013年に廃止。厳しい財政状況を子どもの学び場を守ろうという人達によってギリギリ支えている状況です。補助金の廃止は、北朝鮮のミサイル問題がその理由でしたが、植民地時代に多くが日本に強制連行された朝鮮の人達、その祖先である子ども達には関係のないこと。それぞれのアイデンティティの元に学ぶ権利は当然保障されるべきです。

朝鮮学校では、多くの朝鮮籍の子ども達が学んでいますが、朝鮮籍とは、分断前のひとつの朝鮮だった時の籍です。南北の分断を日本にいながら経験し、複雑な歴史を歩みながら、朝鮮学校はひとつの国だった時代の朝鮮を学んでいる貴重な場とも言えます。
朝鮮半島情勢が大きな変化を迎えた今年。南北首脳会談、そして米朝首脳会議は、南北に分断される以前の朝鮮をルーツに持つ子ども達にとっても「夢にまでみた光景だった」と梁校長先生はおっしゃいました。

子ども達の歓迎公演では、「未来への架け橋」という歌が披露されました。6年生が「まだ国交のない日本と北朝鮮ですが、日本に住む私たちが南北朝鮮と日本の架け橋になりたい」とこの歌を紹介。
“繋げよう僕たちが、あの空の向こうへ”
と見事な美しい歌声で歌われては、大人達は自分たちの不甲斐なさと、子ども達の力強さに涙が溢れるのを止めることができません。

朝鮮学校へ来るといつも、たくさん人がここへ来て子ども達の屈託のない笑顔に接すれば、もっと豊かな多文化共生社会へ進んでゆける。と感じます。

次回は是非ご一緒に!