青木マキ12月代表質問

12月2日、県政会・立憲民主神奈川ネット神奈川県議会議員団の代表質問に立ちました。
代表質問は、交渉会派のみの機会なので、私にとっても初めてでした。代表質問ですので、会派のメンバーの視点も含めて質問します。

今回の質問項目は、大きく7項目

 1.PFASへの対応
PFAS対策は、文書質問、常任委員会でも取り上げ続けていますが、農水省検査で、農畜水産物からの高濃度検出(過去記事はこちら)を受けて、検査体制の充実と、県内自治体の対応について高域での対策を提案しました。

 2.困難な問題を抱える女性への支援に関する課題
 (1)困難な問題を抱える女性等の相談体制の再構築について
 (2)女性相談支援員の養成と研修の強化について
これまで、会派として、そしてネットとしてもずっと追い続けている課題です。今回は、ワンストップでの相談体制の必要性と、支援が広がるほど必要性が高まる女性相談支援員の養成について質問しました。
知事からは、ワンストップで支援につながる、伴走型の分かりやすい相談窓口の設置に向けて、県や市町村、警察等、関係機関の連携を強化するため、情報共有のルールの策定などに取り組んでいると答弁がありました。女性支援員については、来年2月から「はじめて学ぶ女性支援講座」を新たに実施するとのこと。前向きな姿勢が感じまれました。県では、継続的、普遍的にすすめていくための条例制定を検討しており、支援団体とともにこの動きを支持し、後押ししていきたいと思っています。

 3.中井やまゆり園の県立福祉機構への移行に伴う課題
 (1)入所者の安心確保と支援体制の引継ぎについて
(2)指定管理施設における人材流出リスクと移行期間中の県の支援体制について

中井やまゆり園が来年設立される県立福祉機構の運営へと移行します。入所者にとっては、組織や名前ではなく、日々の安心したくらしがないよりも重要であり、そのための職員の引き継ぎや、県の支援体制を問いました。
知事からは、丁寧に引き継ぎを行い、福祉機構設立後も
当面の間、中井やまゆり園入所者の支援に慣れた県職員を派遣し、継続してバックアップをする旨の答弁がありました。

 4.地域包括ケアの推進とそれを支える人材育成
地域包括ケアシステムは、団塊世代が75歳以上となる今年、2025年をめざしてすすめて来たものです。
しかし、なかなか現状としては医療と介護と地域の課題は深刻さを増す一方。ケアマネのシャドーワークも課題です。こうした現場の理想と現実を、地域の好事例も交えて伝え、県の役割を質しました。

 5.働きづらさを抱える人の就労促進
一般質問でも取り上げ、昨年の産業労働常任委員会でも繰り返し訴えてきた働きづらさを抱えた人の就労支援。
障害者雇用の仕組みとの連携など、その先にインクルーシブ就労を見据えて、広い視野で取り組んでほしいと訴えました。

 6.香害
県議会でもようやく取り上げることができました。現状としては、全くケアを受けられない化学物質過敏症の人に寄り添い、広報啓発はもちろん相談体制の充実について質問しました。また、香料成分の分析機器を持つ県に原因究明に向けた研究など、今後検討していくことを求めました。
これまでの香害対策に向けた取り組み

 7.県立病院機構における医療安全
2021年県立こども医療センターでの医療事故を契機として医療安全の取り組みをすすめる中、今年9月県立がんセンターで医療事故が発生しました。県立病院機構のガバナンスと知事の受け止めを質しました。

今年は、会派を組んだことで一般質問、決算委員会、そして代表質問とフルコース!

代表質問は、テレビ放映もあるんですよ。12月17日19時過ぎからです。
インターネット録画は配信され次第ここにリンクを貼ります。