若者と政治をつなぐ

上:大河原まさこさん(前参議院議員)と下:原田謙介さん(NPO法人YouthCreate代表)

上:大河原まさこさん(前参議院議員)と下:原田謙介さん(NPO法人YouthCreate代表)


『全国市民政治ネットワーク交流集会2016』
を、5月21日22日と二日間に渡って、横浜市教育会館で開催しました。
2日目は、5つの分科会が開催され、私が参加した第5分科会は、
地域から進める政治参加『若者と政治をつなぐ』と題し、18歳選挙権の開始を見据えて、若者と政治について。を取り上げました。
前段は「若者と政治」といえばこの方、NPO法人YouthCreate 代表の原田謙介さんにお話を伺いました。
大河原まさこさんからもご意見を頂き、その後事例報告として、
神奈川大学非常勤講師もされている小川泰子さんから、神奈川大学における政治参加に関する取り組みを。
神奈川ネット、若者アンケートの取り組みを私からご報告しました。
意見交換では、Voice Japanの高橋茂さんコーディネートの元、学生の佐々木唯人さんも加わり、様々な意見が飛び出し、とても充実した場となりました。
神奈川ネットが行ったアンケート調査は、10~30代の方対象に行い、今回は、12日までに寄せられた118人分の集計結果をご報告しました。
ここではかいつまんでご紹介します。
「思い浮かぶ日本の政治家は?」
「あなたのまちの議員を知っていますか?」
どちらの問いにも国会議員の名前が目立ちました。
本来身近であるはずの、地域の政治があまり着目されていないこともわかります。
気になる政策テーマは、
トップが「子育て支援」次いで「安全保障政策」「原発問題」「教育」と続きます。
また、選挙の際に重視するポイントは、
トップが「政策」2位が「人柄」でした。
「人柄」がこんなに上位に来るとは正直驚きました。メディアの政治の見せ方も、要因としてあるのかもしれません。
原田さんのお話の中では、若者と政治は、共に「未来」を考えているが、互いを知る機会ががあまりない。というご指摘がありました。
政治は「社会を良くしていく動き」
若者は「社会を作り、担う新しい力」なのだ。と。
そう捉えると逆に切っても切り離せない「仲」であるとも言えます。
若者に限らず、「政治」と「生活」もまた、同じテーマを持ちながらも多くの人の意識の中ですれ違ってしまうように感じます。
どちらも表裏一体なんだということが「政治」を身近に変えていく鍵なのかもしれません。
そして、若い人に、政治に興味があるかないかと問えば、多くが「ある」と答えるそうです。
大学生の佐々木さんによれば、(ご自身は政治に何も期待していないとおっしゃいながら)若い人の中で「政治」に興味ない人の方がよほど少ないと言います。しかしながら、多くの人が向いているのは「行政」に関わるところ、そこにちょっとしたズレが生じているのだと。そうだとすれば、小さなキッカケさえあれば、行動に繋がる。とも言えるのではないでしょうか?
私自身、意見交換の中で、若い頃を思い起こし、中学校・高校生の頃も、学校という小さな社会の中で、部活動や委員会、先生との関わり方において小さな「政治」を実践してきたことに、今更ながら気付きました。
『それって政治だよ!』改めて、このフレーズに尽きます!