新春につどう2017 〜市民社会チャレンジ基金交流会〜

上:NPO法人ヌジュミ 田上啓子さん。下:NPO法人POSSE 渡辺寛人さん

上:NPO法人ヌジュミ 田上啓子さん。下:NPO法人POSSE 渡辺寛人さん


神奈川ネットワーク運動
新春につどう2017
〜市民社会チャレンジ基金交流会〜
今年は、新春のつどいの内容を一新。
チャレンジ基金の助成団体の皆さんの活動報告と交流に軸を置いた会へと姿を変えました。
私は、今回は司会を担当。(緊張した!)

第25期助成団体は、
『NPO法人POSSE』『NPO法人ヌジュミ』『NPO法人あんしん農園』『一般社団法人 インクルージョンネットかながわ』の4団体です。
活動報告では、NPO法人POSSE 渡辺寛人さんから、奨学金の課題について伺いました。
日本の奨学金制度は英語にするならスカラシップではなく、有利子の貸与型は、ローンに過ぎません。給付型奨学金がないのはら日本だけ。
学費が高騰し、平均世帯所得は低下。一方進学率は上昇し、学生の2.5人に1人が奨学金を利用しているとのことです。
平均貸与額は、大学生でおよそ295.5万。院生378.7万にもなります。大学を卒業した時点でこんなにも大きな借金を背負うのです。
非正規雇用の拡大で、返済できないリスクも増大。こうして、データをはっきりと伺うことで、給付型奨学金の必要性は、より明確になります。
NPO法人ヌジュミ 田上啓子さんからは、ギャンブル依存症について。
ヌジュミは、10年前、横浜市保土ケ谷区にギャンブル依存症回復施設をチャレンジ基金の助成を受けて立ち上げました。
ギャンブル依存症の当事者でもある田上さんの話は壮絶です。その過去を忘れることはできないけれど、生きることを選んだその明確な意思をただ持ち続けることにも、多くの困難があったことと思います。どんな田舎の駅にもパチンコ屋があり、たくさんの人が吸い寄せられてゆく日本においては尚のことです。
「これからも、道があるのでやらせて頂きます。自分が見本です。」と田上さんは仰いました。
横浜で、今、このお話を伺うことの意味。苦しむ人を少しでも減らしてゆく未来にしなければ!
ギャンブル依存症の方に寄り添うことは、田上さんのお話で、当事者だからこそ出来ることだと感じました。私たちがそれを少しでもお手伝い出来るチャレンジ基金。そのあるべき姿も再認識できました。
閉会の言葉の中で若林共同代表は、
「怒りがあって、希望があって、政治がある。」と述べました。
チャレンジ基金と共に、神奈川ネットの活動は市民社会と生活の中から、政治へと今年も繋いでいきます。
そう、「希望は死なない」のだ!

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