トブロツアー 〜出会う・学ぶ・共に〜

2月10日神奈川朝鮮中高級学校・横浜朝鮮初級学校で行われた「第2回かながわの朝鮮学校交流ツアー」
通称トブロツアーに参加しました。
「トブロ」の意味は「共に」
共に横浜に暮らす人々が、その文化を尊重し、交流する。その機会を与えてもらったことは貴重です。
平昌オリンピックの開幕の翌日とあって、金校長ははじめのあいさつで「少し興奮している。」と胸の内を語られました。日本に暮らす在日朝鮮人の多くは、南北の分断以前に日本に連れてこられた人々であり、ルーツは北でも南でもない人たちです。その朝鮮にルーツを持つこどもたちが、アイデンティティを育むことを理念として設立された朝鮮学校ですが、金校長は、「一番は、民族教育がここで行われていることが、地域のとって、日本にとって誇りに思えるようにしていきたい」と述べられました。
日朝の高校生によるリレートークでは、「私たちが私らしく生きるために」をテーマに4人の高校生が「差別」についての議論がありました。高校生が、この日本で今なお存在する「差別」が語られることには、ショックもありました。
「差別には色々あるけれど、どれも相手を知らないから起きていると考えました。
自分とは違うもの。という意識から生まれるもの。その差別を減らすには、相手のことを知ること、知ってもらうことが、近道ではないかと思う。」
これは、日本の高校生の言葉です。
「横浜駅での署名活動など、朝鮮人であることに誇りを持って生きるため、自分が自分らしく生きる為に、活動に参加することが大事だと思う。
日本の中で生きる一員として、もっと日本社会を良くしていきたいと思う。」
これは、朝鮮学校生の言葉です。

2010年の高校無償化において、多くの外国人学校やインターナショナルスクールがその対象となる中で、朝鮮学校だけが、除外をされ、あらゆる自治体の補助金までが打ち切られています。
その現状に対して、声を上げる行動を高校生が自ら街頭に立ち、行っています。心ない言葉や中傷を受けることも多々あることを考えると胸が痛みます。
子供たちは教育の機会を等しく保障され、差別されない。ということは、本来法に定められた権利です。
他者を知り、その権利を守るために行動すること。これは、在日朝鮮人の問題ではなく、日本人に問われていることなはずです。しかしながら、当事者の子どもたちが、傷つきながらも「日本の中で生きる一員として、もっと日本社会を良くしていきたいと思う。」と言葉にすることに、私たちはどう応えてゆけるだろうか?と考えさせられました。
児童生徒による公演では、歌や舞踏、民族楽器の演奏などが披露されました。その内容は掛け値なしに素晴らしく、観客を魅了するものでした。(写真や映像をお見せできないのが残念)ぜひ次の機会には、多くの方にご覧いただきたいです。