高齢者の移動と外出を考える
8月1日は、高齢者の移動と外出を考える学習会。
NPO法人全国移動サービスネットワーク 副理事長 河崎民子さん
NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワーク
関東運輸局地域公共交通マイスター 清水弘子さんのお二人にお話を伺いました。
横浜市の高齢者実態調査では、今後必要なサービスとして、ケアプラザ・ケアマネからは、「通いの場への送迎」が85.1% ・49.5%と非常に高い数値となっています。
福祉と交通の連携は、これからの大きな課題の一つです。
単なる移動の手段としてだけでなく、河崎さんが「外出が人の生活を豊かにする」というように、行動範囲の広がりは、介護予防にも有効と言えます。
清水さんからは、サービスの持続可能性の観点からも、「住民参加で地域のくらしの足をつくる。地域発意であること」の重要性が指摘されました。
一方で、担い手の不足に加えて高齢化、さらにはコミュニティの希薄化が枷となり、なかなか進まないのも実態です。地域の課題として置き去りにされることなく、制度としてのあり方を模索する必要を感じます。
移動の課題は、障害者にも通づる課題でもあり、ここにもユニバーサルデザインの観点をもって今後の提案につなげて行きます。