政治が希望であるように

6月23日で 『おだやかな革命』神奈川自主上映会 全5会場10回の上映会が終わりました。
神奈川で、たくさんの人と共にこの映画を観れたこと、本当に貴重な体験でした。
映画の力ってすごいなぁ。
そして、毎回のシネマトーク。私は、全5回のトークのうち、1回を除き全て参加させてもらいました。
渡辺智史監督と若林ともこさんは、映画と政治。
全く違うフィールドで活動しているのだけれど、語るテーマが似ていて、
同じことを違う言葉で話すお二人を間近で見れたことは、実に贅沢で、面白かった。

「日々の営みが、社会を変えてゆくための『おだやかな革命』の積み重ねだ」と言う渡辺監督。
「日々の暮らしが、政治につながっていて、一人ひとりの参加がそれを変えるんだ」と言う若林ともこさん。
人口減少社会を決して悲観せず、顔の見える関係と、手触り感のある経済で、根本から縮小してゆく経済を変えるチャンスにしようという。二人の決意を聞いた思いです。

私もお二人のおかげで、日々の暮らしを社会の変革に、政治に繋ぐことをじっくり考える時間を過ごしました。
参加出来なかった日には、スペースナナで武田信子先生のコミュニティワークとはなんぞやという講座に参加していて、やっぱり生活と政治を繋ぐことを考えていました。
私が今、日々を費やしてがむしゃらにやっている事って、決してかっこよくないし、無意味かもしれない事がたくさんあるのだけど、政治を変えるチャンスは、そんなに多くない。
数年に一度のチャンスを今年は必死で追い続けています。
武田信子先生は、市民の多くが政治に対して「学習性無力感」に陥っていると表現されていました。
それって、恐ろしいことなんだけど、本質をついている。
諦めない私たちは、成功体験があるからかしら?
とある議員は、議会で一人の私に「君はどうせ何も出来なかった。」と言ったけど、
私には、その人が見なかった成功体験がある。
市民政策提案とかね。
若林さんが、大勢の仲間と共に沢山のことを成し遂げてきた原動力は、きっといつも言っている「希望」なんだと思う。
とても辛いニュースが続き、生きづらさを抱えた社会の中にあって、若林さんがこの間どこかで言っていた
「この社会を明日も生きたいと思える社会にしていきたい。」
この言葉に、もしも頷いてくれるなら、ちゃんと態度で示そうよ。と、言いたい。
「政治が希望であるように」