カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致方針の撤回を!

市役所の市長室前に、抗議にたくさんの市民が詰めかけました。


8月22日午後、林文子横浜市長が定例記者会見を行い、カジノを含むIRの誘致に向けて、本格的な検討準備に入る意向を明らかにしました。
9月議会では、このIR推進事業におよそ4億円の補正予算が審議されます。
市長は、2017年横浜市長選挙以来、IR誘致は「白紙」としてきましたが、市民の声に耳を傾けることなく、一転、カジノ誘致に舵を切りました。市民合意のプロセスを無視した一方的な決定に、私たちは、反対の立場から『カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致方針の撤回を求める意見書』と、反対署名を、賛同者と共に林市長へ提出しました。
カジノが生み出す利益は、誰かの損失の上に成り立つものであり、その損失は、経済のみならず、心身の健康に関わる場合もあります。市民の利益を損ないかねない産業を市が率先し誘致するようなことがあってはなりません。
市長は、誘致の理由として「横浜の将来に対する強い危機感」をあげています。しかし、人口減少社会や少子高齢化が進む中、カジノを成長戦略に位置付けるという方針にこそ、危機感を覚えます。
また、「横浜に滞在しても見たいというものがない」とまで発言。そうでしょうか?
横浜市は、歴史豊かな美しい港を有し、多くの観光客を呼び、また住みやすい街として栄えてきました。歴史文化を尊重し、豊かな自然を守り、市民の健康を第一に、発展を目ざすべきです。
今後も誘致方針の撤回に向けて、全力で取り組みます。