住民投票条例案が否決!? 怒りを希望へ。

1月8日、カジノの是非を問う住民投票条例案が否決されました。

採決の瞬間の議場。
採決方法がボタンになり、立ったり座ったりしないんですね。なんだか味気ない。 傍聴席から、見えない議員席が多くある。新しい議場でこれはない。

193,193筆
おおぜいの仲間が、これだけ力を尽くして集めた署名。
市民がカジノ誘致に賛成か反対かを示す住民投票をしたいという思いに、市長も議会もその良識で応えてくれると、希望を持って取り組んできました。
住民投票に反対するということは、投票が行われれば、反対が多数で誘致事業が頓挫するのを恐れていることを意味するもので、
まさかそんな露骨なことはしないだろう。と思っていたのかもしれません。
しかし、私たちの思いを
「ひとつの関心の表れ」とあしらった市長。
「否決されることをわかっていて、アピールをし、市長や私たちを悪者にするためにとりあえず署名活動を行い、次の市長選挙につなげる政治利用。議会を冒涜された。」とまで言い放つ議員。
ここまで踏みにじられるとは想像していませんでした。
住民投票を求めて署名した人の中には、カジノ・IRに賛成の人もいました。
まだよくわからないけど、賛成か反対かを考えるための情報が欲しいから。と署名した人もいました。
この活動は、決して反対運動ではないことが伝わらなかったのは非常に残念です。
「193193筆の重みを受け止める。」
と口を揃える市長と議員は、
市民が強い思いで署名をあつめ、議会に、政治に「希望」を託したことを本気で受け止めて欲しかった。
「代表民主制が健全に機能している横浜には、住民投票は必要ない。」
「日頃から、市民の声は聞いている。それが議員の(市長の)仕事だから」
と口を揃える市長と条例案反対議員。
それを自ら発言すること自体、驕りであり、思い上がりではないだろうか?
選挙という重い信託を受けた首長、議員だからこそ、自らをふりかえり、問い続けて欲しい。
緊急事態でも、コロナウィルスの感染が拡大しようとも、横浜市はカジノ・IRにまっしぐら。
ということが、明確になり、カジノが来る前から、横浜市は既に依存症かのような振る舞いが、歴史として刻まれることと思います。
それでも、この活動を通じて、多くの人が市政に目を向け、自ら考え、自ら決定することの誇りに触れました。
それこそが、市民自治への希望であり、その姿を見る日々は、何よりもワクワクする時間でした。
大切なまちの将来を、自分たちの手で築いていくことに終わりはありません。
この力を、新しい政治へ、市民の政治へとつないでいきます。

議会終了と同時に暮れゆく港横浜・・・