フードドライブ等「食支援」の取り組みを拡げよう

神奈川県では、SDGsアクションの一環として、フードドライブ活動を推進しています。
県内には、市民による実に多様な食支援活動が展開されていますが、横の連携や、行政とのつながりというのは、まだまだ希薄です。

寄付食品が減っている⁉️
昨今の物価上昇といった社会の情勢は、くらしを直撃し、格差も大きく広がっています。フードパントリー(食品を分け合う場)からは、コロナ後も必要な人が増加している一方で、フードドライブに寄せられる食品の数は減少しているとの実感が寄せられています。

県民ニーズ調査の結果
これを裏付けるように16日に公表された県民ニーズ調査の結果では、
現在のくらし向きについて尋ねた項目で、
「よくなった」「少しよくなった」を合わせた数字は昨年より1.5ポイント減の10.4%
「悪くなった」「少し悪くなった」は、昨年より8.1ポイント増の43.4%となりました。
また、今後のくらし向きの見通しは、
「暗い」「やや暗い」は、3.7ポイント増の42%と暗い結果に・・・
ちなみに、くらし向きが悪くなった要因は
「日常の生活費が増えたため」が、82%でダントツトップです。

どこかに活路がないものか・・・と思っていた8月、私も活動参加する青葉フードシェアネットワーク青葉フードシェアネットワークに、神奈川県から声がかかり、「かながわSDGsパートナーミーティング」に若林さんが代表で参加しました。

SDGsパートナー
かながわSDGsパートナーは、県と企業・団体等が連携してSDGsの普及促進活動に取り組む制度で、現在1144者が登録しています。そのSDGsパートナー毎月ミーティングにおいて、8月、県内のフードバンク及びドライブの活動団体とのマッチングを目的としての実践紹介イベントがオンラインで開催されたのでした。(リンク先の終了イベントの中で、資料がご覧になれます)
企業には、まだまだフードロス品があり、CSRの一環として、取り組もうという意欲ある団体も多くあります。なかなか企業とのつながりのない食支援団体にとって、マッチング事業は、新しい可能性を予感させます。

文書質問しました
より一層のマッチング推進と、県庁や、公共施設を利用してのフードドライブの推進を願い、今議会の中で、文書質問しました。

SDGsパートナーとのマッチング支援や、農家への余剰米の提供依頼、スポーツチームと連携したゲーム開催時のドライブなど今後も市民の食支援活動を後押しする取り組みを拡大するとの答弁もありました。そもそも、食支援が必要なくなる社会をめざすのが行政の役割でもありますが、残念ながら、まだまだ難しい現状。市民の活動と連携しながら、必要な人がいる限り、応えていける地域を創っていきたいですね。

質問と答弁の全文はこちらこちらからご覧いただけます。