2026年に寄せて

2025年は、長年積み重なってきた課題が一気に表面化した一年だったと感じています。

大規模火災や山火事、記録的な猛暑など、気候変動の影響を実感する自然災害が相次ぎました。地震や津波への不安も繰り返し突きつけられ、私たちは改めて気候危機対策の重要性と、自らにできる行動を考えざるを得ませんでした。一方で、エネルギー政策では原発回帰の動きが進み、原発事故の教訓が早くも忘れられつつあるのではないかという強い危機感を抱いています。

政治の世界もまた、大きく揺れ動きました。夏の参議院選挙では、自公が過半数を割り込み、衆参両院で自民党政権が過半数を失うという、1955年の自民党結党以来初めての局面を迎えました。その一方で、極右的な勢力が台頭し、国粋主義的な主張が広がる中で、人権の価値と、それを守り抜くことの重要性を改めて突きつけられました。

世界に目を向ければ、戦火はいまだ止まず、命を軽んじる戦闘が続いています。日本においても、戦後80年という節目を迎える中、戦争を自らの言葉で語れる人が減っていく現実があります。平和の尊さを、どのように次世代へと手渡していくのか・・・その責任は、今を生きる私たちにあります。

暮らしに目を向けると、物価高騰と労働力不足は深刻さを増し、その影響は子育て、介護、福祉の分野に最も色濃く表れています。「令和の米騒動」は、これからの「食」をどう支えていくのかを考える象徴的な出来事でした。また、2025年に大きな注目を集めたクマによる被害は、神奈川県においても決して他人事ではなく、自然とヒトとの関わりや、私たちの暮らし方への問いかけであると感じます。

新たな年を迎え、私たちは、突きつけられた課題に向き合い、答えを出していくことが求められています。

  • 人権を守り、武力によらない平和な社会
  • 多様な生き方・働き方を尊重し、「ケア」に満ちた地域社会
  • 脱原発と再生可能エネルギーの推進による脱炭素
  • 持続的な豊かさにつながるネイチャーポジティブ社会
  • 安全な食と農を守り、気候危機に立ち向かう循環型社会
  • 市民の力による、小さな自給圏の形成と自治体づくり
  • 孤立や貧困の連鎖を断ち切り、たすけあいと包摂の社会

ーーー をめざして、
私たちはローカルパーティとしての役割を果たし、この一年、地域からの実践を積み重ねていきます。