ギャンブル依存症対策は、どこまで進んでいる?
ギャンブル依存症は、脳の病気で、ドーパミンの分泌が機能不全を起こす。ということは聞いていましたが、
田中さんは、その際の当事者の状況を
「ギャンブルをしていないと心の中が負の感情の嵐のようになる」と辛さを表現されました。
ギャンブルが身近であれば、あるほどリスクは高まります。
子供たちの世代は、テレビやスマホゲームという形で既にハードルが下がっている状態。
本当にドキッとするお話でした。
神奈川県では、「神奈川県ギャンブル等依存症対策推進計画(仮称)」に対する意見を13日まで募集しています。(素案はこちらから)
対策の元になる調査は、一昨年から、横浜市・神奈川県で行われていますが、果たして実態に沿ったものと言えるのか、疑問が残ります。
複雑な質問が70問以上並び、横浜市はそれを対面で聴取しています。
回答者の年齢層は、高めですが、実際にギャンブルをする人の年齢層とは重なりません。
田中さんは「若い人は家にいませんし、ギャンブル依存症ならば、嘘をつきますから」っとピシッと断言。
実態にそぐわない調査からの対策には、不安が残ります。
林市長は「ギャンブルを嗜む・・・」というような発言をしています。また、この素案の全体目標には、
「県民誰もがギャンブル等依存症に関する正しい知識やギャンブル等との適切な付き合い方を理解し、自ら発症防止に取り組むことができる。」とあります。
果たして、ギャンブルと適切に付き合うことはできるのでしょうか?
この質問に対して田中さんは
「適切に付き合っていたつもりでも、ハマるんです。」
と、こうした耳障りの良い危険性をはらむ言葉の使い方には要注意ですね。
それでも、こうした対策自体は、必要です。
しっかり意見を届けていきたいと思います。