飯舘電力バーチャル視察
7月21日、横浜北生活クラブ理事会主催の「飯舘電力バーチャル視察」に参加しました。
まるでバスツアーで飯舘村を訪れたかのようにすすむバーチャル視察。
時々この10年を遡るような感覚になります。
原発事故から10年。
美しい風景の中に増え続けるフレコンバックの山。
今も天気予報のように放射線量を知らせる福島の現実。
あの日あの時奪われたものは何も戻ったわけではないと、知らされます。
さらに、賠償費用は累積8兆円
除染費用は6兆円
廃炉費用に8兆円
合計23兆円が原発事故処理で既にかかっている。
いつ終わるかわからない廃炉作業は、子どもや孫の世代まで背負わせる私たちの過ちの代償です。
それを福島にばかり背負わせてしまっていることも、忘れてはいけないこと。
23日から『復興五輪』とうたわれたオリンピックが開催されます。
福島での聖火リレーは、100mの道を行ったり来たり・・・
撮影には、荒れた土地が映らないように配慮がされていたそうです。
それって誰のための配慮?
飯舘電力の千葉訓道さんは、「電気には色ががある」と言います。
化石燃料は、赤
原子力はブラックエナジー
自然エネルギーは青
私たちの使う電気が青く染まる日を信じて、
黒を青に変える活動に取り組む飯舘電力の皆さんの姿に、なんだか励まされ、熱くなりました。
私たちができることはやっぱり自然エネルギーへの電力会社へのスイッチング=パワーシフト。
我が家の電気は飯舘電力から送られていると思うと少しだけ嬉しい。
飯舘電力では、現在、自然エネルギーを福島県産品にしようと活動しているそうです。
この発想にも脱帽!
様々な思いが去来した「飯舘電力バーチャル視察」誰かを誘って、またぜひ訪れたい。