意見書提出ー求められるコロナ禍の介護の環境整備と報酬アップ
12月16日は衆議院議員会館へ。
大河原まさこ衆議院議員のコーディネートのもと「介護の崩壊をさせない実行委員会」 で、
厚生労働大臣と岸田総理宛の「コロナ対策において介護職が安心して仕事ができる環境整備に関する要望書」を提出しました。
厚生労働大臣と岸田総理宛の「コロナ対策において介護職が安心して仕事ができる環境整備に関する要望書」を提出しました。
介護従事者への定期的なPCR検査の実施体制を整備、感染対策支援を求めています。(質問書はこちら)
前日、政府の新たな経済対策の元で、介護職を含むエッセンシャルワーカーへの賃上げ予算が含まれた補正予算が衆院を通過しました。
給与のアップは歓迎されるものですが、持続可能な処遇改善につながるのか、不透明な部分も残ります。今後、財源を介護保険料の値上げに頼るという憶測も飛び交い、そうなれば、市民の負担も増していきます。
また、加算方式での報酬改善では、利用者の負担や事務負担も増加します。改めて、恒久的な財源での基本報酬のアップを求めました。
ちょうど翌日の衆議院予算委員会では、後藤厚生労働相は「介護現場に過度な事務負担がかからないよう努める」との意向を示したとのことですが、どのように進むのか引き続き注視していきます。
また、今回の対象にはケアマネジャーや、事務職員が含まれておらず、対象の考え方を聞きました。
今回は、平均収入の低い介護職員(身体のケア)が配置されるサービスが対象とされる。との回答がありました。
コーディネートをしてくださった大河原まさこ衆議院議員は、ご自身が介護を受ける側となって、再び衆議院議員に当選されました。
介護を支えるなくてはならない人材の支援、そして、持続可能な介護保険制度の充実を説いていました。当事者の声は、胸に響きます。
住み慣れた地域で暮らしていくことを多くの人が望んでいます。それを実現するために必要な介護保険。そして在宅サービス。
望む介護を実現するための本来の介護保険のあり方を求めて、引き続きアクションしていきます。