ピースリングツアー 県央コース

神奈川の基地を知るピースリングツアー。今年は県央コースが開催されました。

奇しくも12月8日真珠湾攻撃から83年目の日の開催、マイクロバスは補助席まで満席となりました。

大和ゆとりの森公園から見る厚木基地の広大な滑走路。周囲は子どもの声があふれています

大和市民会議の武志さんのガイド

厚木基地 → キャンプ座間 →相模住宅地区 → 相模総合補給廠 とバスで巡ります。
面積としては小さな神奈川県ですが、いずれも広大な面積を占めていることをバスで走ると体感できます。
晴れ渡った美しい空と金網。紅葉の木々と有刺鉄線。なんとも皮肉なコントラスト!街中の日常に基地がある。基地県神奈川の風景です。

キャンプ座間を臨む公園で記念撮影。座間のガイドは、座間市民ネットの牧嶋さんと市議の長瀬さん

県央地域では、深刻な地下水のPFAS汚染があります。原因はいまだ不明ですが、泡消化剤を大量に使う米軍基地由来が疑われています。
座間市は、水道の85%が豊富な地下水から受水していますが、PFAS汚染により取水を止めている水源もあるそうです。今の所県内の水道浄水からの検出はありませんが、分解されることなく蓄積されるPFAS。1日も早い原因究明と各地の調査が必要です。

ツアーでは、基地のある自治体大和市、座間市、相模原市の地域ネットのメンバーがそこに暮らすリアルな声と共に基地の現状をガイドしてくれました。
基地があるということは、そこから戦争につながり、飛行機が飛べば、何らかの危険性が生じます。日常に隣り合わせの隠れた不安、安全保障を免罪符に放置されている現状を、体感する企画でもあります。「WARNING」の看板が等間隔で並ぶ街並みの違和感を忘れないように。

広大な相模総合補給廠を相模原駅から

相模原のガイドはネット相模原の岩本さん