情緒障害通級指導教室の現状に触れる 〜ありんこの会の皆さんと意見交換会に参加〜
16日、あざみ野駅で若林ともこさんと共に活動報告と選挙結果のご報告を行いました。
選挙期間だけでなく、駅に立ち、直接に活動報告を行っていくことをこれからも続けていきます。
その後、県民サポートセンターにて行われた、横浜市立小学校・中学校の情緒障害通級指導教室に在籍する子どもの保護者の会「ありんこの会」の皆さんと、横浜市教育委員会、神奈川県教育委員会との意見交換会に参加しました。
私自身、情緒障害通級指導教室に関する知識が少なく、今回初めて保護者の方々の切実な声に触れました。ありんこの会がまとめた保護者アンケート集計データと事例集からも、通級に通うことが子供たちだけでなく、保護者にとっても大きな助けになっていることが伺えました。
会の中では、文科省の調査によると、通常の学級に在籍する発達障害の可能性を有する児童生徒の割合は約6.5%。横浜市では情緒障害通級指導教室に在籍する児童生徒の数は過去10年で2倍以上に増加をしているとのデータが示され、今後の通級指導教室の増設・教員の増員が要望されました。
それに対し横浜市教育委員会の回答は、2015年度、新たな教室の増設は予定されておらず、改修を行って対応してゆくというものでした。
思うように進んでいかない歯がゆさもありますが、市と保護者が共に問題点を見出し、共通の課題へ向かう為にも意見交換会が非常に有意義な場となっていることを感じました。
保護者の方々との情報交換を今後とも続け、より多くの子供たちに支援が広がってゆくよう、市への働きかけを行っていきます。
情緒障害通級指導教室 とは、小・中学校の通常の学級に在籍している、言語障害、情緒障害、弱視、難聴や学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)等の発達に特性を持つ児童生徒に対し、主として通常の学級で指導を行いながら、個々の課題に応じた特別の指導「自立活動」及び「各教科の補充指導」を行う場です。現在は、横浜市小学校11校、中学校4校で実施されています。