子どもの未来を考える

左:友沢ゆみ子さん 右:前参議院議員 大河原まさこさん

左:友沢ゆみ子さん 右:前参議院議員 大河原まさこさん


本日6月8日は、オルタナティブ生活館で行われた、生活クラブ神奈川運動グループ横浜エリア連携協議会主催の
『子どもの未来を考えるフォーラム〜もっと知りたい・言いたい〜』に参加しました。
基調講演は、全国小規模保育協議会理事、NPO法人ピッピ・親子サポートネット理事長の友沢ゆみ子さんのお話。ゲストに大河原まさこさんを迎え、子ども子育て新制度が施行された現在に至るまでの現場での実践と、政策提言に生かした活動を伺いました。
神奈川ネットの子どものミニデイサービスプロジェクトと共に、世間のニーズに合わせて子育て事業に取り組み、その中の様々な課題を制度につなげていく為の、10年以上の月日。一時保育のニーズを乳幼児一時預かり事業につなげ、小規模保育を制度につなげる。その歴史は、現場から変えていく、その可能性を実現した大きな成果として、勇気づけられます。
そして、待機児対策が大きな社会問題として注目される今、保育園を作り続けるだけでは解決しない課題も現場からは上がってきており、産前産後に代表されるヘルパー派遣など、もっと多様な子育て支援の充実が求められています。
大河原まさこさんからは、民主党政権時代に「チルドレンファースト」の理念から生まれた新制度の検討が、現政権下での施行に至り、本来の姿からは、細かくわかりづらくなってしまった。という移り変わりのお話もありました。
新制度をよりよいものにする為には、検証をくりかえし、現場の声をしっかり届ける必要を感じました。
第2部は、〜もっと知りたい・言いたい〜ということで、グループディスカッションが行われました。私が参加したグループでは、産前産後のケアの不足が挙げられました。助産院等を利用して、いつでも産後の不安が解消できる場所が近くにあったらいいよね。という声から、地域のつながりが薄く不安が多い現在の子育てを支える新たな仕組みも提案されました。
他にも・・・横浜市に設置されている「保育コンシェルジュ」ですが、待機児童対策の為の保育所振り分けが主な役目になっている現状を、本来のコンシェルジュの名前に見合ったワンストップの窓口として、もっと機能すべきといった指摘など様々な意見がありました。
こうしてディスカッションしていると、色々な気づきがあり、貴重な時間となりました。
大河原さんも「やることがたくさん見えてきた」と仰っていましたが、私もまたたくさんの課題を頂きました。