ソーシャルワークのその先へ 〜瀬谷区NPO法人さくらんぼの実践 その2

10月25日、瀬谷区「にこてらす」へのフィールドワーク。
第2部では、ソーシャルワークのその先。として、コミュニティワークの実践が紹介されました。
瀬谷区は、中国、ベトナムからの外国人が多く暮らしています。
言葉が不自由な外国で暮らすことに加え、子育てをするのは、多くの苦労があります。文化の違い、宗教の違い、制度がわからない状況では、子どもの成長に応じて様々な「ハテナ?」に遭遇しますが、なかなか日本人には気づかない苦労です。

そこで、外国人ママが自らの経験を活かして立ち上げた
◆ 通訳・翻訳グループ「カムオン・シェシェ」(ベトナム語と中国語で「ありがとう」の意)
代表の金子さんからお話を伺いました。
子育てや、小児医療の現場では、特殊な言葉やニュアンスがあり、市の派遣通訳や、医療通訳でも難しい場面があるそう。そこで母国語の経験者が大活躍するのです。
さくらんぼでは、外国にルーツを持つ人の現状と課題についてヒアリング調査を実施しています。
調査から様々なシーンでの配慮・認識不足も見えてきました。
横浜市では、母子手帳を6ヶ国語で作成していますが、調査当時、多言語母子手帳が活用された例が、1件もなかったそう。
理由は、窓口の職員が「何語を話す人かわからない」から。
だったら・・・と、多言語指差しパネル(あなたの言語はどれですか?と問うもの)を作って持ち込んだそう。
窓口での「やさしいにほんご」利用など、あと一歩の配慮が必要だと提案がありました。
実際にベトナム語通訳を担う星野さんは、自分が大変だったことを他の人にも手助けしたい。と。
中国語通訳の林さんは、子どもの成長に合わせた困りごとがある。と様々な事例を紹介してくれました。

「お福分けの会」代表の野中さん


◆ お福分けの会
拠点で気づいた生活に困っている親子の存在から生まれたフードバンクです。
毎週12箇所の配布ポイントでは、当事者とボランティアによって仕分けが行われています。当事者が仕分けを行うことが、社会参加につながると代表の野中さんは言います。
食べることに困っている家庭は、生活保護家庭より、生活困窮家庭に多く、見えづらいのが実態です。
フードバンク、フードドライブの取り組みが、少しづつ広がってきてはいますが、横浜市では、担っているのは資源循環局。
自治体の取り組みはまだまだです。