介護保険の崩壊ストップ!緊急アクション

10月2日国会でのアクションから1週間が経ちました。
この日は、衆議院議員会館で「介護保険の崩壊ストップ!緊急アクション」として、立憲民主党社会保障調査会のヒアリングに、当事者の方、現場の事業者の人たちと参加していました。
2021年の次期改定に向けて、要介護1・2を介護給付から外すという動きに対し、当事者が声をあげています。
歩くのもままならない人が、福祉移動サービスを利用して、国会へ。

青葉区からは、移動サービス「アクセス」を利用して、「デイサービスさくら」の利用者Tさんがご自身の声で訴えました。
Tさんは、膝が曲げられず、介助なしで外出はもとより歩行するのは困難な状況です。日中独居のTさんにとって、デイサービスが支えだと言います。

東京のKさんは、車椅子。持病のため、体重は25kgしかありません。
インフォーマルなサービスも使いながらの日々・・・経済的な面でも不安があります。
「このサービスがなければ、生きていけない」という声。
心に響きます。

要介護1・2という人は、自立した生活を地域で介護サービスをフル活用して可能にしている人たちです。
そんな地域を支えている、介護の生活援助サービス。このサービスをきちんと評価しなければ、地域包括ケアはすぐにも崩壊するでしょう。こうしたサービスの担い手の多くは女性。それも高齢化が進んでいます。

訪問介護を行う石川さんは、利用者さんの認知症を抱えながら、自宅で暮らす事例、家族との暮らしなどを紹介されました。
石川さんは、この仕事に就いて24年。
最低賃金が上がっても、立場は上がっても、今でも最低賃金で働いています。
ヘルパーさんの多くは、非正規雇用。処遇改善は、多くの介護を担う非正規雇用者にはほとんど届いていません。
石川さんはその代弁者です。
事業所の運営も厳しく、この10月から開始となる「特定処遇改善加算」を取ろうにも、それ以上に大きな負担となる事務量に踏み出せずにいます。
消費税増税対策として1単位上がった報酬。
たった月に4円程度上がることに対して、書類を作り、利用者にアポを取り、説明に行く。
という作業が必要となるんです。。。

今、なんとかしなければ、介護に明日はない!

政府が立ち上げた全世代型社会保障検討会議。
ここで何かがトップダウンで決められるのであれば、これまでの社会保障審議会等の議論は無に帰します。

オンライン署名も開始しました。

10月28日には、15:30〜衆議院議員会館で、院内集会を予定しています。
ご参加お申し込みは、メールでお申し込みください。