神奈川の基地をめぐるピースリングツアー
15日は、神奈川の基地をめぐるピースリングツアー 横浜・横須賀コースでした。
横浜市にも瑞穂埠頭にある横浜・ノースドックをはじめとして4ヶ所の米軍施設と2ヶ所の水域があります。
ノースドック、小柴貯油施設跡地をめぐり、横浜エリアのガイドを私が担当しました。写真はありませんが、小柴貯油施設は、ずいぶんと公園への整備が進んでいる印象でした。
写真は、横須賀港。
横須賀は、高い山に囲まれ、切り込んだ湾。深い水深と、鎌倉時代から、軍港として利用されてきた港です。
この港を海上からウォッチを続けるヨコスカ平和船団の皆さんが船を出し、ガイドをしてくださいました。
米軍の施設がありながら、港では、私たちも海上からそれを間近に臨むことができます。
陸上の施設であれば、すぐに追い出されるところかも…
港においては、港湾管理者である自治体の長の権限は大きく、そのことに気づいたことから、ヨコスカ平和船団のみなさんによって、こうしたツアーや軍港で「遊ぶ」試みが平和的に続けられています。
空母のロナルド・レーガンの姿も見られました。
警備艇に警報を鳴らされて追尾されることもありますが…
身近な生活のすぐそばに基地があり、ここから戦地が繋がっている現状。
自衛隊「いずも」の空母化は、まず、米空軍のF35Bステルス戦闘機が先行使用するとのこと。世界中の戦地へ、日本から戦闘機が飛ぶことを許しているんですね。
普段の生活の中では、意識をしませんが、青葉区もこの横須賀と厚木基地を結ぶ空路の下にあります。
1977年の墜落事故は、母子が犠牲になった忘れてはいけない事件です。
この日ツアーに参加された高橋さんは、その日、小学校の校庭から落ちて行く飛行機と墜落したキノコ雲を目撃したそうです。生々しいその時の様子を語ってくれました。
実際に目で「見る」ことで、不安を、現実として感じられます。
まずは、知って見て感じる。ここから、神奈川の基地問題も考えていきます。
ピースリングツアーは、不定期で開催しています。