未来につなぐ 35年のあゆみ

3月14日『ネット・青葉 第36回定期総会』を開催しました。

こちらは、リアルの会場から

今年は、緊急事態宣言下ということもあり、初のオンラインを併用した総会となりました。
オンラインにより参加が広がり、新しいメンバー、古くから活動を支えてきたメンバー多彩な顔ぶれで、和やかな雰囲気で開催することができました。
2020年度、ネット青葉は、コロナ禍の社会課題解決に果敢に取り組んだ一年でした。

カジノの是非を問う住民投票条例の直接請求
介護保険制度への調査や緊急アクション
コロナ禍の子育て支援への調査と提案
生活困窮者支援の現状調査から食支援へ・・・

新しい年度を迎えても、社会は様々な課題を抱えたまま続いていきます。
大きな変化の年となるであろう2021年。
私たちは、生活の中から政治を変える。市民政治を実践し続けます。

総会企画は『それって政治だよ!〜ネット青葉35年のあゆみ〜』で、これまでをふりかえりました。
過去のデータを事務所で発掘する作業から、到底1時間では語り尽くせない活動の軌跡をまとめ、お伝えしました。
1980年、石けん運動から始まったネットのあゆみ。
そこからちょうど40年ぶりに2020年私たちは、直接請求に取り組みました。

1986年にネット・青葉の前身「緑・市民会議」が発足。
その設立趣意書には、
「こうした不安を抱きながらも私たちはこれまで政治の場に自らの意志を反映させることを怠っ
てきたのではないでしょうか。「投票者」ではあっても主権者として政治を生活の場にひき
よせて考え使いこなすことをせず、むしろ遠ざけてきてしまったように思います。私たちの住
む街や暮しの中にある不安は、私たち自身の責任でもあります。」
とあります。この趣意書の執筆に関わり、今も共に活動する梅原さんからも当時の想いを聞くことができました。
今も響くメッセージに、一同なんだか感動してしまう一幕も。

神奈川ネットの以下の「5つの政治姿勢」は2005年に「NET憲章」として掲げられました。

1.カンパとボランティアで政治と選挙を行なう
2.議員もメンバーも活動を公開する
3.へんだなと思ったらミニフォーラムを開く
4.議員の報酬は市民の活動費にする
5.議員は2期8年で交代する

社会の変化の中で、流されることなくつなぎとめてきた理念を、改めて確認する機会となりました。
過去の情報紙から2期8年に言及した当時のリーダーの高らかなメッセージが強く胸を打ちました。

「2期8年で交代という自己規制を通して理念を語り、既存の政治に対して絶えず説得していきたい。既成政治の側から説得されてはならない。私たちが受け身になったときから、参加型民主主義の実現という近未来へのかけがえのないロマンは、衰弱していくだろう。」

変化の時代に、望む未来を描き、希望がある限り、私も約束したいと思う。
政治と生活をつなげ、誰もが政治にかかわっ て、社会の改革に責任を持つための政治を実践します。
視野を世界においた市民の地道な活動が広がる民主主義の息づく社会をはぐぐむことをめざします。
未来に責任を持つために、「市民社会を強くする」ための政治に取り組みます。

「Think Globally、 Act Locally」
ここから始めよう。

オンライン上で、記念撮影