県議会 ーきままログ 1ー

5月11日は、初めての神奈川県議会本会議でした。

5月1日初登庁の日の1枚

先立つ8日には、「議運世話人会」というものが開催され、傍聴しました。
議運世話人会というのは、4人以上の会派(=交渉会派)の代表15人が参加する会議で、議会運営に関する会派間の意見調整の場で、色んなことがここで決まっていきます。のちに議会運営委員会に継承されていきます。ちなみに、4人以下の会派(=非交渉会派)は、諮られた上で、傍聴や発言が許されます。

この日は、議会日程や、議席などが決まりました。
その後、団長協議会というこれまた交渉会派の団長が出席する会議で暫定の控室の割り振りなどが決められたそうです。(これは、私には報告のみ)

横浜市会も会派が大きな力を持っていますが、神奈川県議会も同様に会派主義なんですね。会派の序列は、
人数の多い順、そして、その後は期数、同じ期数なら年齢の順となり、私は、最下位です。
知らない間に議会のことが決まっていく感は否めません。

ちなみに、新たな会派構成は、第一会派は、「自民党」(50人)
第二会派の立憲民主系の会派が3つに分かれ
「立憲民主党・かながわクラブ」(14人)、「かながわ未来」(10人)、「立憲民主党」(10人)
続いて、「公明党」(8人)、「日本維新の会」(6人)。
非交渉会派は、「共産党」(2人)、一人会派が、5つ(私は、会派名も「神奈川ネット」)

こんなに会派が細かく、それも一人会派が5つもあるのは異例だそうで、控室の個室が足らない事態になりました。
序列最下位の私は、選択肢も最後。というわけでこれまで長いこと神奈川ネットが使ってきた個室は無し。暫定的に9階の議会応接室に、簡易的なパーテーションを置いて、共産党と同部屋になります。
改選の度に多額の費用で控室の改修工事が必要になるのは、無駄を感じますが、少数会派だけプライバシーが守られず、セキュリティにも不安があるのは、問題。暫定期間後には最低限の改善を願います。
それでも、暫定控室は、窓があり、明るく開放的な部屋なのはせめてもの救いです。
議会棟自体は、横浜市会より、入りやすいと思います。入り口で止められることもなく、する〜っと入って来られます。
観光ついでに議会傍聴とか、流行らないかな?

新庁舎の屋上からは、こんないい眺めも見られます

そして、11日は13:00〜本会議。県会は、広い県内の遠方から出かけてくる議員も多いので、議会の開始は基本的に午後なのだそう。
なるほど。
議場の私の席は、一番前の一番端っこ。横浜市会の時とほぼ同じ場所です。

県の本会議場は、なかなかゴージャスです。
天井は、何千だか何万だか(失念)のクリスタルで埋め尽くされ、名前が書かれる議席札は寄木細工。
座席も県内の織物が使用されています。椅子の座り心地は・・・固定されているので、正直今ひとつ。

初日はまだ議長も決まっていないところからのスタート。
仮議長は、年長者が務めることになっているそうで、年長の議員が大きな拍手で議長席へ。
議長が原稿を読むわけですが、ちょっと噛む度に笑いが起こるんです。何が面白いのか…謎でした。

その後選挙で議長(自民の加藤氏)副議長(公明の亀井氏)を選任して会議は終了しました。
議員数は105人そのうち女性議員は19人。18%で微増ですね。

この日はみなとみらい線で帰ったのが運の尽き。落雷で足止め。
ちょっとした災害にも都会は弱いですね。地震も頻発し、都会の脆弱さに危機感をおぼえます。
長い一日でした。