映画「まとう」を観て、話そう

923『映画「まとう」を観て、みんなで話そう』をくらしてらすで開催しました。(主催:ビビンバネット、協力:神奈川ネット・青葉)

映画「まとう」は、朝鮮学校に通う高校生のチマ・チョゴリが切られる事件を基に描かれています。

当時のことを思い出し、映画で追体験をし、私も憤り、苦しくなりました。

映画の後は、参加者と木下理仁さんのファシリテーションの元、思いを共有し、ゲストの朴英二監督も交え、語り合う時間となりました。

ずっと若いと思っていた監督ですが、私のひとつ下でした。同じような時期にあの事件を経験したんだな・・・と。当時私は市民活動を通じて在日の友人がいて、とても悔しい気持ちを思い出した。当事者の想いは、そんな言葉では表せないだろうけれど

朴英二監督のお話では、在日として生きる上で、差別や偏見は当たり前のことだった。とか、
オモニ()は、在日と周囲に知られないように、平日は、キムチを食べなかった。というエピソードが、リアルで、同じ日本で同じように暮らして来たはずなのに、辛く、申し訳ない思いになりました。

劇中にも、朝鮮学校に通う子が「ただ、堂々と生きたいだけ」と話すシーンがあります。それがこの国で、出来ないなんて、哀しいことです。

映画は、高校生が主人公。
アイデンティティも、意志も感情も多様で、揺れ動く様が表現されています。
それを監督は、「アイデンティティはグラデーション」だから。
と表現していて、心に響きました。

誰もが、チョゴリのような「何か」をまとい、脱ぎ、その中の自分を表現している。まとうものがなんであれ、尊重される社会でなければならないと改めて強く思う。

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