横浜港から見えるもうひとつの世界 〜横浜・ノースドッグ〜

シリーズ『神奈川の平和と基地を考える』*横浜北生活クラブ環境平和委員会と共催で企画しています。

11月13日、第一弾の「学習会〜横浜港から見えるもうひとつの世界〜ノースドックに米部隊がやってきた〜」をくらしてらすとオンラインで開催しました。

講師は、ピースデポ 理事の木元茂夫さん。
横浜ノースドッグは、大戦時には日本陸軍の高射砲陣地であったものが、終戦後接収され1953年朝鮮戦争休戦後、新港埠頭の接収解除のために代替として瑞穂埠頭を整備したのが、今に至ります。

木元茂夫さん 1970年ごろから神奈川中心とした平和活動を続けている

1972年ベトナム戦争下で、横浜から陸揚げされた戦車が、相模補給廠へと運ばれ、修理をされてまた横浜から戦地へ送られる。この状況を止めるために#戦車闘争 が起こりました。当時の飛鳥田市長は、道路交通法違反として、戦車の通行を規制しましたが、国は、道路交通法を改訂することでこれを回避し、市長の旗振りの元、市民や市職員が村雨橋に座り込み、3ヶ月間戦車の輸送は止まったのでした。

近年は、入港が減っていましたが、情勢の変化で、米部隊の配備に向けて、入港も盛んになり、今年は100隻を超えるだろうと木元さんは仰っていました。

ノースドックは、みなとみらいの一角。本当に私たち横浜市民の目と鼻の先に位置し、一部返還地にはハマウィングが立っています。こんなところが「戦争の拠点になるかもしれない」。世界の動きを見れば、それが現実化しそうな不穏な空気が漂っています。

それなのに・・・横浜に基地があることすら知らない人が本当に多い。

今日の参加者の感想にも、「今まで全然知りませんでした」という声が多く、報道されない分、情報が届いていない人が実に多いことを知らされます。
神奈川は、第2の基地県。私たちの実は身近にある「基地」の存在を知ってもらう活動を続けます。

25日は、ピースリングツアー。
横浜青葉〜みなとみらい〜横須賀へ。基地の道を辿ります。

議会へのご意見も頂きました。もっと広く市民に知らせる議会運営をすべき。その通り!