成人の日に思う

2024年 不安の幕開け
2024年は、能登の震災、羽田空港の火災事故と、お祝いムードが一変、不安の幕開けとなりました。震災で被災された方に心からのお見舞いを申し上げます。

昨年は、関東大震災から100年の節目でした。その翌年にこのたびの大きな地震に見舞われ、この間も阪神淡路大震災、東日本大震災などなど・・・私たちの日本という国が、地震大国であることを自覚させられます。関東大震災では、神奈川県が最も大きな被害を被りました。家屋の倒壊、津波、そして火災やデマによる暴力などの被害もあったことを忘れてはなりません。100年を過ぎたということは、次の震災は今日かもしれない。という覚悟で過ごしたいと思います。
羽田の事故からも、日頃の訓練が大切だということを知りました。改めて、まずは自身の備えとして備蓄品の見直しや、災害時の避難について確認をしましょう。
災害になると、こうして、自助共助を強調されて促されますが、政治の役割としては、まず「公助」。救助体制や、自力で避難の難しい人への支援といった「公」の役割についても見直していく機会としていかねばなりません。

二十歳の市民を祝う

さて、本日は成人の日。成人年齢は、18歳となりましたが、お祝いをするのは変わらず20歳。
横浜市では、横浜アリーナで「二十歳の市民を祝うつどい」が開催されました。
対象となる市民は約36000人。青葉区でも約3400人。さすが巨大都市横浜!
それでも前年に比べて減少を続けています。
一方の老年人口は横浜市でも25%を超え、こちらは増加の一途。人口における高齢者割合は、世界一。日本が世界に先駆けて、超高齢社会に突入していくわけです。
このままでは、将来的に若い世代への負担が危惧をされます。

子育て介護は社会のしごと
若い世代に過度な負担を残すのではなく、支える仕組みを持ってこれからの人口減少少子高齢社会を迎えたい。これが私の思いです。
しかしながらそのための準備は、後手後手です。
介護を支える仕組みの一つ介護保険制度は、今年改定を迎えます。最も課題である人材確保に関しての有効な解決策は、処遇を上げることですが、その介護報酬改定も今年。介護の制度は今年大きな節目にあります。
介護報酬の引き上げは、昨年末政府の方針として1.59%の引き上げとの方針が示されました。引き上げ水準は、過去2番目に高く、歓迎すべきですが・・・一人ひとりの給与になれば、一般の給与のアップ率(大企業で平均約13000円、中小企業で約7800円)に比べて追いつかないと思われます。そもそも一般的な給与水準より低い介護業界。世の中の物価上昇の追い風もあり、苦しい状況が改善できる水準にはまだまだ遠い。これでは人材確保策として有効に働くのか疑問です。

と・・・お祝いの日にまた厳しい話ばかりしてしまいました。
でも、若い世代に、将来の希望を持って欲しい。そのために、私たちは声をあげ続けます。
20歳のみなさんには、市民として、しっかり審判を下してほしいと思います。今年は、衆議院議員選挙が予想されています。翌年は参議院選挙に横浜市長選挙が控えています。20代の投票率は、20%台(統一地方選挙では青葉区は27%でした)と全世代で最も低い状況です。若い人こそ政治への参加を!
お金で腐敗した政治を変える鍵は、若い世代の市民です。
諦めず、ともに「政治を変える」アクションに取り組んでいこう!

新二十歳のみなさん、本当におめでとうございます!

式典に向かう晴れ着の皆さんを見送りながらあざみ野で活動報告。実は私の息子も新二十歳。背中を見送る演説で、母なりのはなむけでございます「おめでとう!」