トラブル続きの県立高校インターネット出願 〜文教常任委員会の質疑から〜

神奈川県議会の2024年度予算議会が25日まで開会中です。
文教常任委員会では、3日目、3月7日に質疑を行いました。私の質問は、

・県立高校入学者選抜インターネット出願
・県立高校朝食提供事業
・スクールソーシャルワーカーの配置
・高校通級
・特別支援学校整備とインクルーシブ教育
・教職員の不祥事発生時の児童生徒へのケア の6項目です。

 

トラブルだらけの県立高校入学者選抜インターネット出願

インターネット出願システム画面

今年度から始まったインターネット出願ですが、初年度とはいえ、Gメールによる出願者登録ができなかったトラブル、受験料の二重納付のトラブルなどトラブル続き。
私の娘が、今年の県立高校受験生だったことで、当事者としての体験を元に質問を行いました。実際には、受験票の印刷の際にも文字化けや文字抜けといったトラブルも発生していました。こうしたトラブルが受験生にとって深刻な状況に至らなかったのは、中学校の先生が相当ケアをしたことが伺えます。

そもそも、このシステム、誰が手続きをする想定だったのだろうか?という疑問が私にはずっとありました。紙の出願だった時には、生徒が自分でできるだけ記入をして、保護者と教員の見守りのもと、提出をするということで、自立に向けた第一歩の機会でもあったと思います。しかし、今回はそうはいかず、保護者がほとんど手を動かさざるを得ない。ということで、多忙な保護者や、外国にルーツのある家庭、手をかけられない家庭ではどうしていたのか、心配になりました。その際にも教員が相当ケアを行なったのではないかと推測できます。

そこで、中学校の先生の側の話を聞いてみると、やはり、教員への負担があったことがわかりました。また様々な改善に向けた意見もいただき、保護者の声、教職員の声を元に委員会で提案しました。

また、合格発表もオンライン発表になりましたが、その際にはアクセス集中でなかなかサイトに繋がらない。その後も入学金納入ページに繋がらないというトラブルがありました。答弁によると合格発表時、1分間で約10万アクセスがあったとのこと!
受験生が約50000人ですので、登録者の倍のアクセスがあったことがわかりました。やはり、大規模なシステム運用は想定通りにはいかないものです。

システム運用会社とは、契約期間が5年あるため次年度も同じ業者で運用されます。そもそもこれだけの大きな新たなシステム導入に最低価格落札方式が適切だったのか公募のあり方も疑問が残ります。今度こそトラブルなく受験生に余計な不安を与えない運用をめざし、様々な指摘、提案を生かしてもらいたいと思います。

SSWの配置

スクールソーシャルワーカー(SSW)については、2023年度から、県立高校の全校で週1回の配置がされました。その一方で、それまで週2回配置だった拠点校では、週1回に減ってしまったという実態があり、7月の議会で改善提案をしました。それが、2024年度予算では、週2回とはいきませんでしたが、2週間に1日、旧拠点校で増えることになりました。

今後さらに体制強化することを願いつつ、SSWやスクールカウンセラーの配置の望ましい配置を聞いてみました。教育委員会としても今は「すぐには予算的に難しい状況だが、常勤職員で、いつでも相談できる体制をめざしている」ということが確認できました。

常任委員会の録画はこちらこちらからご覧になれます。私の質疑は、-45:38から