県立高校朝食等提供事業

田奈高校の「朝食提供事業」を見学しました。
緑法人会 が、週2回程度、授業開始前に朝食を提供しています。
今日の朝ごはんはマクドナルドに豚汁、パフェ!でした。
朝、手作りの温かい汁物で、ほっとする。そういう時間が大切ですね。

ボランティアのみなさんは、仕事前に朝食提供して、風のように去って行く感じ、なんかかっこいい!
3年生が卒業した後ですが、生徒も慣れた様子で次々訪れていました。

ボランティアのみなさん。先生ではない家族でもない大人とのつながりは、高校生にとって大切な経験になる。一方の大人も若い人との触れ合いに元気をもらう。とおっしゃっていました。

神奈川県立高校朝食提供事業は、2022年から4ヶ年事業として始まり、寄付で賄う共助の仕組みをめざし、徐々に予算が減っていくスキームです。田奈高校の他には、大和東高校、相模向陽館高校、津久井高校の4校、クリエイティブスクールや、通信制など支援ニーズの高い生徒が多く在籍する学校で実施しています。田奈高校の緑法人会では、企業の力を発揮して、寄付を集める取り組みも進んでいますが、他校で担っているNPOが寄付を集めて行うのはなかなか難しく…2024年度は、県のまなびや基金からも充当されて、昨年並みの予算が提示されています。

共助(=市民が助け合い、地域と連携すること)も大切ですが、それを行政が事業で行うことには違和感もあります。7日の常任委員会では、事業として、始めた以上、頼りにする生徒がいる以上、教育委員会の責任のもと持続していくべきだと主張しました。

2024年度には、事業の検証が行われて、今後の方針が改めて示される予定とのことです。ただ、数値化できないこうした事業をどう検証していくのか、見守る必要があると思っています。

生徒さんの残りを私もごちそうになりました。メニューも毎回工夫して提供しているとのこと

田奈高校では、卒業後新たな生活をスタートするにあたり、生活用品を必要とする生徒に向けて、家電や家具をストックしています。ご家庭や会社等で不要になったけれど、使える家電や家具を募集しています。思い当たる方はこちら→ 新生活サポート