県立高校の一人一台端末

GIGAスクール構想の開始により、小中学校児童生徒に対しては、2020年から一人一台のタブレット端末等が整備されています。遅れて神奈川県では2023年に、特別支援学校の全児童生徒の一人一台端末が整備されました。一方、県立高等学校では2022年から保護者負担での一人一台端末が導入されました。

私自身、子どもが高校入学の際に端末の準備を求められた際、保護者負担であることに戸惑いを感じました。端末は高額であり、多種多様な選択肢があります。中古品や家庭で使用しているものを使うことも可能ですが、学校の推奨する端末を購入する方が、より適切なサポートを受けられるのではないか。他の生徒と同様のものを用意する方が授業を受けやすいのではないか、という考えから新しい端末を何とか用意しようという保護者の思いは、よく理解できます。

結果、入学時のこれまで通りの制服や鞄といった出費に加え、多くの家庭がおよそ4万~7万の端末代金を負担しています。購入代金を補助する仕組みがないため、(独自に補助をしている市町村がわずかにあり)この負担は、物価高に苦しむ家計を直撃します。整備ができない家庭に向けては、学校の端末を貸与する仕組みはありますが、その情報が届いていなかったり、貸与の端末を使わせることに躊躇がある等指摘されています。

まずは、補助制度の整備を進めるべきですが、それまでの間、貸与の仕組みを利用しやすくする工夫も必要です。以上のことから、2024年12月第3回定例会で、文書質問を行いました。

質問及び答弁全文

神奈川ゆめ社会福祉財団では、高校生への奨学金と伴奏支援を行うとともに、2万円のノートパソコンの購入補助を行なっています。高校入学とともに、補助制度がなくなってしまう現状に寄り添った支援は大変重要ですが、やはり公的支援の必要性を訴えていらっしゃいました。 (2024年9月末に、柏倉さん、余さんに首藤県議とともにお話を伺いました)

ちなみに、我が子は、1年生のうちにタブレットPCを落っことして破損させました・・・。
保証期間内でよかった。