「ひとりにしない子育て」〜横浜・世田谷の実践から未来を語ろう〜

「ひとりにしない子育て」~横浜・世田谷の実践から未来を語ろう~
6月27日は、横浜都筑公会堂、30日は世田谷生活クラブ館にて、2回にわたり、世田谷保坂展人区長と若林ともこさんのクロストークを開催しました。(主催:これからの子育てを考える会)私も主催の一人として参加、多くの参加者を迎えて、充実した会となりました。

保坂展人世田谷区長


保坂区長からは、「世田谷の子育て支援~力を入れてきたこと、これから必要なこと」を講演いただき、若林ともこさんからは、「横浜で、市民とつくりかえてきた子育て支援の現状とこれから」というテーマで、地域で必要な事業を作り、制度へと繋いできた実践を伺いました。世田谷の会の後半では、NPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんもスペシャルゲストとして参加、ピッピ・親子サポートネットの友澤ゆみ子理事長のコーディネートで若林ともこさんとのパネルディスカッションとなりました。
世田谷区は、待機児童数が非常に多い一方で世田谷版ネウボラや、産後ケアセンターの設置など、全国に先駆けた取り組みが数多くあります。産前から若者まで、多様な施策が、若い世代を呼び込み、首長の姿勢が政策実現のスピードを上げていることがわかります。子どもの人権を守る一貫した保坂区長のスタンスが「せたがやホッと子どもサポート」(子どもの相談支援機関)といった施策からも見ることができます。

若林ともこさん


若林ともこさんは、一時保育の事業「子どもミニデイサービス」を作り・広げる活動を神奈川ネット、つづき青葉ここクラブで取り組んできました。横浜で待機児童が非常に多かった時に、子育て世帯の保育園に通わない7割の家庭の声を子どもミニデイサービスの実践を通じて拾い、一時保育の制度を大きく動かしてきました。保育所の入所要件を満たす為に週4日以上働く、といった本来の希望ではない働き方をせざるを得ない人のニーズが、潜在的にあることもその一つです。誰も頼れない不安や誰にも迷惑をかけてはいけないプレッシャーを受け止め、虐待や、結果的には待機児童対策にも資する取り組みとして、一時保育は今や、評価されています。
駒崎弘樹さんは、この一時保育を子育てのセーフティネットと呼び、保育ソーシャルワーカーの配置と合わせて実践しています。

駒崎弘樹さんを迎えてのパネルディスカッション


しかし、国の政治には、一時保育の話はほとんど出てきません。
貧困や虐待といった課題と決して無縁ではない地域の細かなニーズが理解できる人が、国政に必要です。
地域の課題を知り、自治体の政治を知る若林さんにこそ、託したい!と強く感じた2日間でした。