川崎市の中学校給食を見に行こう!

9月5日、生活クラブ運動グループ横浜エリア連携協議会 給食チームのみなさんと、川崎市南部給食センターへ見学に行きました。
川崎市では、2017年から中学校給食が実施されています。南部給食センターは、3箇所ある給食センターの中でも最も大きく、22校15000食を提供しています。

モニターでも様々な施設内の様子を見ることができる。


最新設備を備えた施設は、見学コースも完備され、ほとんどの作業を窓越しやモニターで見ることができます。一つ1300食分を作る大きな蒸気式回転釜が並ぶ様は圧巻です。

蒸気式回転釜。一つで1000〜1300食を作る


衛生管理は、調理の流れをライン化し、洗浄は、運搬用コンテナまで洗え、丸ごと消毒できる、という徹底ぶり。
小学校では、洗浄に石けんが使用されている川崎市ですが、この大きな洗浄機械には、使用できなかったとのこと。一同「ため息」の瞬間でした。

隔離されたアレルギー対応調理室。


アレルギー対応調理室には、仕切られた調理台が並び、個々のニーズに応じた調理を可能にしています。これまでアレルギー事故はゼロ。センター方式の大きな利点と言えます。
横浜市で、中学校昼食の大きな課題と言われる昼食時間の問題では、「登校時間を早める」「朝学活を短くする」といった工夫で、食事の時間を20分、配膳時間を15~20分を確保したということでした。
実施にかかる総事業費は446億円。市民、議会の後押しのもと、政治的判断が、スピード感ある事業の転換を可能にしました。
こうした事例に多くのヒントを得ながら、横浜の未来につなぐ提案に繋げていきます。