フードシェアでつながる〜食・人・まち〜 青葉フードシェアネットワーク報告会
2月19日、青葉フードシェアネットワーク 報告会「フードシェアでつながる〜食・人・まち〜」がオンラインで開催されました。
沢山の参加があり、報告も7団体からとネットワークの広がりとその活動の濃さを感じる報告会でした。
青葉フードシェアネットワークは、青葉区内を活動拠点とする生活協同組合、子育てや介護、居場所やチャリティショップなどの事業を通じて、まちづくりを進めてきた団体が2020年夏に立ち上げました。
そのきっかけのひとつが、ネット青葉が2020年5月に開催した「フードバンクかながわの取り組みを聞く」ミニフォーラムでした。青葉区は、面積も広く、人口も多い、所得の高さは、市内で最も多い個人住民税が物語っています。
(一人あたり344,506円、横浜市18区平均254,677円)
そんな中、なかなか生活困窮が見えにくいと言われますが、実際に食を届けるパントリーの活動によって、食支援を必要としている人とつながることができました。
それから約1年半、青葉フードシェアネットワークは、それぞれの団体の強みを活かした活動でさらにネットワークして拡げてきました。
食を届け、つながる。
食を必要としている人とつながるのはもちろん。寄付する人、支える人の広がりから私たちのまちを強くする活動だと確信しました。
基調講演は、フードバンクかながわ荻原さんのお話。
2020年の実績は、寄贈210トン、提供194トン。神奈川全土に向けたフードバンクは規模も違う!
それでもコロナ禍で増え続けるニーズに、お米が足りない状況が続いていると言います。そのピンチを乗り切ったのが「米一合運動」。多くの人が「少しなら」とお米を寄せてくれたそうです。
お米1合なら「これならできる!」と思え、参加も広がる取り組みです。
フードバンクかながわの活動も一人ひとりの意識と地道な運動がやっぱり根底にあるんだな。と感じました。
そして、2月23日にはフードバンクかながわの情報交換会「食支援に地域の力を活用しよう」に青葉フードシェアネットワークが報告者として登壇しました。
改めて報告するにあたり、実績を確認すると、青葉フードシェアネットワーク内のフードドライブだけでなんと3t以上の重量(2021年4月〜2022年2月)を数え、パントリー(必要な人に食料を届ける取り組み)の提供数は、延678組1851人以上にのぼることがわかりました。
青葉区内のネットワークでこれだけの実績があったということに驚きと感動を覚えました。
こうした地域の活動に私も元気をもらい、いつも励まされます。
「政策的な課題を捉えて政治へ届ける」私たちの役割でしっかり応えていこう!と気持ちを新たにしました。