米国の遺伝子組み換え表示の大転換!
2026年度「市民による『遺伝子組み換えでない』表示市場調査」 スタート集会
6月28日たねと食とひと@フォーラム主催「遺伝子組み換えでない」表示市場調査 スタート集会が開催され、私は「たべもの調査チーム」の一員として、パネルディスカッションのコーディネーターを務めました。
表示調査は今年4年目、2023年の表示制度の改訂から、実際の表示がどのように変化しているのか市民が食品の裏側の表示内容を調査していくものです。「遺伝子組み換えでない」の表示は減り、「分別生産流通管理済み」が多くなる傾向ですが、わかりにくさから、何も表示されなくなっていくことを危惧しています。
『検出不可は対象外』を覆した米・遺伝子組み換え表示の大転換
パネリストからの報告では、運営委員で、映画「たねと私の旅」を翻訳配給するたんぽぽフィルムズ代表の藤本エリさんから、アメリカのビッグニュースが届けられました。
アメリカで、遺伝子組み換え食品の表示が完全義務化されたのは2022年。
以下の課題がありました。
・ゲノム編集食品は対象外 (日本も同様)
・食品の中に改変された遺伝物質(DNA)が検出可能な状態で残っているものに限る(日本も同様)
・浸透している「GM」ではなくBioengineering Food(生物工学食品)という新しい言葉で表記
・表示はQRコードでネット上に記載でもOK
そこで、市民グループが法改正を求めて提訴
判決は!市民側の訴えが認められ(全部ではない)
・QRコード表示のみは違法
・遺伝子組み換えの遺伝子が検出不可能な食品についても表示義務がある。
→規則制定手続きをやり直すよう命じた
この判決により、これまで表示されなかった添加物等にも表示が義務化されます。
判決文では、
「物質が実際に存在するかどうかと、特定の方法を用いて、その物質の存在を検出できるかどうかとの間には明白かつ重要な違いがある」と。
この夏には、新たな表示義務の法案が提示されるのではないか?とのこと。これって画期的な判決ですよね!
国産菜種による食料・飼料の時給と地域循環型モデルづくり
事務局長の西分千秋さんからは、新しい取り組みの紹介。
国産なたねを栽培し、国産なたね油を作る取り組みです。
なたねに注目した理由は、なたねは、
油として食べる。油かすを飼料にする。使った油を燃料やせっけんにするという
捨てることのない循環型の植物だからです。さらに、比較的栽培が容易なことから、耕作放棄地、未利用地などの活用にも活かせます。
・食料自給率の低下
・穀物・油糧作物の多くを海外に依存
→気候変動や物流国際情勢の影響を受けやすい
といった課題に対し、何もできないわけじゃない。小さな庭から、ひとり一人の力を活かすことができるかもしれない。と、ワクワクしました。
「知って・選んで・食べる」権利を守るために
たねと食とひと@フォーラムでは、多くの団体の賛同を集めて、消費者庁、消費者委員会、関係委員会に所属する国会議員に向けて、食品表示制度改正の意見書を提出する運動をすすめています。
アメリカでの表示改正に向けた動きを受け、日本も続け!の思いです。
ご賛同は、こちらから (呼びかけ団体:たねと食とひと@フォーラム)


