世界の食糧事情から足元を考える

国連の歩み・世界の食糧事情
〜我が国の食の自給率の向上に向けて〜

勁草塾、民権かながわ主催のシンポジウムに参加しました。

元国連事務次長 明石康さん

国連も設立から75年。元国連事務次長の明石康さん、御年90歳のお話は、貴重でした!

パネルディスカッションでは、

FAO駐日連絡事務所長 日比絵里子さん
連合本部 事務局長 相原康伸さん
生活クラブ 専務理事 半澤彰浩さん
神奈川大学 名誉教授 石積勝さん

と、豪華すぎて、それぞれのお話をもっと深く聞いてみたい。という意味で消化不良なほどで。

コロナ禍だからこそ、食糧から世界に目を向けるとても意義のあるシンポジウムでした。

FAOの日比絵里子さんからは、
世界が抱える食料事情として、6億9000万人が栄養ある食料を充分に入手できない。
さらに、コロナの感染拡大で、2020年内にさらに約1億3200万人が飢餓に陥る可能性があると報告がありました。
また、気候変動の原因である温室効果ガスの37%が食料システムから排出されているということ。

どちらの課題も、私たちの暮らしを見つめ直すことで貢献できることがまだまだあることを改めて実感しました。

左:FAO駐日連絡事務所長 日比絵里子さん
右:連合本部事務局長 相原康伸さん

世界でも深刻な食品ロスと飢餓の問題。
地域では、フードドライブや、パントリーといったフードシェア(食支援)の活動が進んでいます。

食料危機もこれから深刻化する大きな課題です。
それを煽る食品も目につくようになってきました。
(肉の代替食品とか昆虫食とか・・・これって、どんな原料になるのかも気になる)
それより、私たちは危機の手前で今できることを考えたい。

生活クラブ専務理事 半澤彰浩さん

生活クラブ専務理事半澤さんのお話は、シンプルでした。

課題解決には、食料の国内自給率を上げようということ。
例えば生活クラブの平田牧場の豚は、輸入飼料(主にトウモロコシ)から、米にシフトし始めています。

神奈川大学名誉教授 石積勝さんからは、国連と教育という観点からのお話。このテーマもしっかり聞いてみたい

そう、やっぱり
Think Globally、 Act Locally
生活も食も、そして政治も。SDGsもね!