県議会 ー気ままログ2ー

今回は、パソコンの話を…

県議会では、議員にノートPCが貸与されます。

パナソニックのレッツノートです。

そもそもは、議員控室に設置されていたPCが、2015年「神奈川県議会 議会改革検討会議」の議論から、2016年にタブレット端末が導入され、無線LANが整備されたようです。

情報伝達には、独自のクラウドサーバが導入されており、議案や様々な通知がここに届きます。

同時期に、議場内に大型スクリーンが設置され、高画質での配信がされるようになり、ICTの取り組みが進んでいます。その際に速記を廃止しているのも興味深い(横浜市会は、記録に速記を採用しています。)

議場や委員会には、この貸与されたPCの持ち込み・使用ができますが、自前のスマホやPC、タブレットの持ち込みは禁じられています。このPCには勝手に色んなアプリを入れてはいけないことになっていますが、なんかそれも変な話。
私としては、自前のPCを持ち込める方がコスパの面でもいいと思うのですが・・・現状では、自分のPCと議会のPCの2台を持ち歩く必要性が出てくる状況。

また、庁内LANは、閉じられているため、無線LANもこのPCに限っての使用となり、自前に持ち込んだスマホやPCはネットワークが使用できません。なので、控室でもWi-Fiが使用できず、これからポケットWi-Fiの導入を検討しているところです。ICTの取り組みもなんだかちょっと偏りを感じます。

この議員へのPC貸与含めた予算を調べようとしたら、なかなか議会局の予算が見つけられず・・・見つからなきゃデータ利活用の名が廃るというものです。
で、ようやく見つけたのがコレ↓
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/01/1103/johoteikyou/data/2023/001/90/9001/302110.pdf

ICT設備更新費としてPCには約2800万。全体で1億程度かかる予算。ICTに終わりはないので、なかなか大変なことです。

ちなみに、県全体の取組としては、「かながわICT・データ利活用推進計画 点検報告書」というのがありました。
かながわICT・データ利活用推進計画は、2019年策定。2022年度までの計画ですが、中身云々というよりこの目覚ましい発達と変化を遂げていくICT分野に4年計画は難しいだろうな。という感想。行政側の苦労も窺えます。