オンラインカジノの規制と啓発を県議会で提案

第2回定例会が7月11日をもって閉会します。

初の定例会でしたが、1人会派の神奈川ネットは、質問時間が4年に1度しかありません。
その質問の機会も3年後・・・とおおよそ日程が決まっています。
その代わり(というわけではないですが)県議会では、質問主意書(文書質問)の機会があります。そこで、今議会に「オンラインカジノの規制と啓発」について主に県警に質問しました。

質問全文はこちら(答弁は、最終日机上配布されることになっています。)

オンラインカジノは当然違法ですが、外出の制限があり娯楽も制限されたコロナ禍でシェアが大きく広がっています。カジノを合法としている国の事業者が運営していること、また、個人のネット上のやり取りにおける犯罪であることなどにより規制が難しい面があり、パソコン、スマートフォンから気軽にアクセスが可能なことから、若い世代に被害が広がっています。
また、オンラインカジノは、ギャンブルですので、依存症のリスクがあり、スマホという手軽さは、このリスクを高めると容易に想像できます。特徴として、短い時間で多額な負債を抱えるケースが多く報告されており、話題になった事件にもこうしたオンラインギャンブルの影響が多くありました。(オンラインカジノ学習会報告オンラインカジノ学習会報告規制と啓発の両面での対策は、喫緊の課題です。文書質問では、県警に現状を聞き、県としての規制に向けた働きかけを求めました。また、啓発の取り組みを、県警と文教常任委員会を通じて、教育委員会にも求めました。

文教常任委員会では、若い世代は、スマホの普及でオンラインゲームに親しんでおり、オンラインカジノにアクセスするにあたり、そもそもハードルが低いこと、アフィリエイトサイトなどで、非常に巧みに誘導されるケースが多く、ゲームの延長で違法と知らずに手を出す可能性があり、早急な対策が必要だと訴えました。これまでも依存症やギャンブルに関する研修や啓発授業はありましたが、オンラインカジノによる被害が拡大している現状を踏まえ、取り組みの強化を提案しました。当局からは保健体育科教員への研修等にギャンブル等依存症に関する啓発を取り入れるとの答弁がありました。

常任委員会の様子は録画でご覧いただけます↓(私の質問は、最後の30分)
https://kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=3119

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